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カラベル ATミッション リビルト

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カラベル ATミッション分解・点検 こちらの車両は窓・内装・ダッシュまわり・エンジンミッションをすべて取り外しての塗装となります 内外装ゴム類は新品が入手できるものはすべて交換します ATミッションも気になる所がありましたので分解点検となりました 機械式バルブボディ。かなり汚れがあります 分解しピストン・スプリングに損傷がないか確認していきます フィルタープレート内部。ゴミ溜まってますね 金属球が入っていますので注意が必要です このATミッションは分解しインナープレートを交換した形跡がありました。残厚もまずまずでしたが、?な点が・・ フェーシングはまだ厚みがあります。しかし・・ こちらのミッションはフォワードクラッチとダイレクト・リバースクラッチ共に同じ枚数を使用しており径も歯も同じ仕様となっています しかし厚みがほんの少し違う設計となっているのです 今回分解点検した所、フォワード側とリバース側共に同じプレートが使用されていました フォワード側 リバースクラッチ側。インナープレートの枚数は同じですね 新品のプレート。同じ物のようにみえますが 厚みが違う シムやベアリングの向きに注意しながら組付けします このオレンジ色のシムが無くなっているミッションが度々あります こちらのミッションは状態良く残っておりました バルブボディを取り付け。フィルターももちろん新品です デフに組付ける時はこの黄色のリングの噛み込みに注意します デフに組付け 組みあがったらエンジンと合わせて車体に載せます 今回の車両もスバルEJ20エンジンとの組み合わせです ATフルードを入れてブレーキバンドを調整し完成となります このATミッションのリビルトキットはVWゴルフ2あたりのミッションとの共用のキットが多く出回っており「ヴァナゴン・カラベル専用」のようなキットがなかなか見つけられません 有ってもブレーキバンドのサイズ違いや金属ブッシュが込みになっていなかったりと毎度パーツ探しに悩みます

VW ヴァナゴンへのスバルエンジン EJ25&5MTトランスミッションコンバーション

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                   VW ヴァナゴンへのスバルエンジン          EJ25&5MTトランスミッションコンバーション 今回のコンバーションではスバルミッションにアダプターを取り付け、VWのCVジョイントとドライブシャフト(MT用)を使用しました 公認車検に向けてドライブシャフトの危険回転数・最大回転数・ねじり強度の計算をしていた所、問題が発生してしましました・・・ レガシィBG5に使用しているドライブシャフトはNAでもターボでも同一品番で、バナゴンよりも小径でしたのでそのままで強度を満たすかと思っておりましたがどう計算してもねじり強度からの安全率が満たせませんでした BG5のドライブシャフト約24mm vanagonのドライブシャフト約27mm 安全率を満たすには引っ張り強さの数値の高い材料を使用し、径の太いシャフトが必要になってしまいました また、シャフト径が太い物となるとCVジョイントの径も大きくなりスバルミッションとCVジョイント用のアダプターも径の大きい物が必要となってしまいました この引っ張り強さと太径のシャフトの条件を満たす製品となるとポルシェ930用のCVジョイントとシャフトに行きつきました。キットでの購入が可能でした 材質は4340クロモリ製、JIS規格ではSNCM439ニッケルクロムモリブデン鋼となり引っ張り強さも十分な数値でした 930シャフトキット 各パーツは発注済で取り付け後、寸法等の写真を撮り公認の為の事前審査に向かいます

VW ヴァナゴンへのスバルエンジン EJ25&5MTトランスミッションコンバーション

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VW ヴァナゴンへのスバルエンジン  EJ25&5MTトランスミッションコンバーション 無事にエンジンが載り試運転まできました 今回のエンジンはエアフロ式であったため純正エアクリーナー仕様としました スロットルまでのエルボーパイプは純正を加工して使えました ECUとリレー関係は車内シート下にしてあります ECU・イグニッションリレー・ポンプリレー このスバルECUから出力されるエンジン回転信号(タコ信号)ではバナゴンのタコメーターは動かないので以前からなんとかできないかと考えておりました EJ20ではイグナイタ~コイルの配線を加工し1・3ー2・4番の点火信号を拾ってバナゴンタコを動かしておりました。が、 EJ25ではイグナイタ・コイルが非分解式となっておりこの方法が使えませんでした EJ20用イグナイタ・コイル EJ25用の非分解式イグナイタ・コイル タコメーター内部の加工でスバルの信号でも動くのでは?と考え加工に挑みました ダイオード、抵抗なんかに手を加えて・・無事動きました! 後はデジタルメーターと比較しながらタコ内部のポンテンションメーターで調整します 6000回転スケールから7000スケールに変更してあります バナゴン純正タコメーター表側 純正タコ内部、加工前 加工後 7000スケール。スモールカーロゴ入り さて、試運転を100キロほど終えての感想ですがシフトの入りもスムーズでエンジンも好調、水温も安定しております 純正エアクリーナーですので吸気音も控えめです ファイナルを変更したことにより巡行時のエンジン回転を下げる事ができました メーター読みで60キロ巡行が5速で1500RPMです 短いですが走行動画を撮ってみました こちらから 次は公認車検とクーラーの施工です・・・

VW ヴァナゴンへのスバルエンジン EJ25&5MTトランスミッションコンバーション

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VW ヴァナゴンへのスバルエンジン EJ25&5MTトランスミッションコンバーション エンジンが載りました まずはマフラー製作からです エキパイとサイレンサーはSmall Car Performanceのステンレス製です これにスバルの触媒を組み合わせます エキパイを仮組してみた所、スバルミッションと干渉してしまう場所がありましたので叩いて修正しました エキパイにはO2センサーホールを溶接追加してあります ステンレスエキパイ完成度は高いと思います 初期の頃はフランジの穴が合わず長穴加工しないと取り付け出来ないものもありましたが・・・ 近年の物は良いですね 黄色マスキングテープの場所が干渉してしまいました 取り付けピッチが変わらないようにサポートを入れて叩きます 今回からフレキシブルチューブを追加してます サイレンサーもステンレス製です ガスケット類はVWの物が使えます スバルの触媒とカバー取り付け 公認改造取得のため、スバル製と判るようにスバルロゴ入りのカバーを取り付けてます マフラー作業の後はエンジン冷却水のマニホールド加工作業です 右上に伸びる太い管はアルミパイプで延長加工してます 左下の細いパイプはパワステポンプをかわす曲げ加工してあります バイパス用のニップル等は既製品ですと肉厚が不安でしたので旋盤で製作しました バイパスと水温センサーを取り付ける為のアダプターを溶接取り付けしてます バイバス用のニップル 既成品は厚み1.5㎜程で不安がありましたので快削アルミを使用して旋盤で自作しました リザーブタンク内部に粉サビが・・・ リザーブタンクを仮付けしてみた所、粉サビが溜まっておりました・・・ ラジエーターも下して洗浄したほうが良さそうです フロア下のパイプも水圧かけて洗浄ですね 来週はエンジン始動までいきたいところです
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VW ヴァナゴンへのスバルエンジン EJ25&5MTトランスミッションコンバーション スバル5MTトランスミッションが組みあがり車体に載りました。 ミッションマウントはVW純正を使用しています。 シフトリンケージの位置関係の為、フレームに穴あけ加工が必要でした。 ドライブシャフトはヴァナゴンMT用を使用しています。 左右新品のドライブシャフト使用 ギアシフトレベラー下のハウジング 5SPEEDBUS製 取り付けしてみてのシフトフィールは節度感があり12345Rの位置がしっかりわかる仕様となっている印象です。 クラッチマスターはVWヴァナゴン、レリーズシリンダーはスバルとなっています。 元がAT車ですのでクラッチマスター~レリーズシリンダー間の油圧配管は新規製作となります。 エンジンを載せる準備が出来ましたのでクラッチ等組付けて載せます☆

VW ヴァナゴンへのスバルエンジンEJ25&5MTトランスミッションコンバーション

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VW ヴァナゴンへのスバルエンジンEJ25&5MTトランスミッションコンバーション 前回よりブログの更新の間があいてしまいましたが作業は進んでおります デファレンシャルのバックラッシュの寸法出し&デフ歯アタリに苦労し5回ほど組んでバラしてを繰り返しました バックラッシュはピニオン側でスバルの規定値にて調整 歯アタリ確認のために塗料を塗って組み立て、分解し確認 海外から取り寄せたスバルミッションをワーゲンに載せるためのキットを使用しました 5SPEEDBUSキットです こちらのキットに入っていたシフトレベラーがスバル純正よりも短いためミッションケースのエンド部分が作り直しとなりました  上が5SPEEDBUSレベラー、下がスバル純正 シャフトの突き出しが短すぎるため作り直し 左が切り落としたもの、右が削り出しで製作したもの。オイルシールが入ります 突き出し量が稼げました こちらの削り出しで製作したものの方が前後左右のクリアランスがキッチリでていて 遊びが少なくキッチリとしたシフトフィールとなりました 溶接固定、最後にオイルシールを入れます 各スイッチ・センサー取り付け。マウントブラケットは5SPEEDBUS製 スバルミッションとスバルEJエンジンにコンバーションした事により、ニュートラスイッチや車速パルス等のエンジンマネジメントフィードバックがより簡単にできるようになりました。 ワーゲンミッションの場合、パルス発生器をドライブシャフトに抱き合わせで取り付け てパルス発生させています。 ミッション完成しましたのでやっと車体に載せれます・・